緩い乗り鉄及び旅行の記録

公共交通に緩く乗る事・適当な観光・可愛い動物・そこそこうまい飯が趣味のブログ。

少しだけ吉野へ その①

11月は奈良へ2回行ってきた。

今までの人生で取り立てて奈良への熱い思いなどはなかったもののある程度近場・そこそこ見どころがある・近鉄全線3日間フリーきっぷ(3日間全線乗り放題3,000円とかいう神きっぷ)が余っているなどの適当な理由で…平時でも1名からOKの週末フリーがあるので近鉄は基本貧乏おひとりツーリストに優しい。

 

未踏の地・吉野

三重に所縁があるため幼少時から近鉄に慣れ親しんでいた私、ほぼ大阪線名古屋線ユーザなため南大阪線~吉野は全くの謎地帯である。なんなら南海とゴッチャにすらなっていた(特に河内長野付近)。しかも同じ鉄道会社の中で標準軌狭軌で違いあんのかよ?!と気づいたのが大人になってからでバリエーション豊かだなぁと無駄に感動した覚えがある。いかに薄い鉄オタかがわかる。

そして吉野。前々から蔵王権現御開帳のニュースを見るたびにオッ機会あったら見てみたいな?日本のオリジナル仏なんだよね?!ぐらいの薄い知識と気持ちだったけれど、もう来年私はいないかもしれないよな…よしこの機会逃さない!みたいな悲観的なのかポジティブなのかわかんない感じで決行。

あと前述した通り近鉄で乗ってない所に乗りたかったからっていうのが一番大きい。

 

阿部野橋さくらライナー

興味があると言ってくれた友人と同行。

鶴橋駅から近鉄というイメージがガチガチな自分的に、阿部野橋駅から近鉄に乗る事自体が今までの人生に1回…?あったぐらいの感じなので大変新鮮。

f:id:motande:20201205225531j:plain

さくらライナー26000系。アーバンライナーに似て非なるので不思議な気持ちに

f:id:motande:20201205230226j:plain

汎用の近鉄特急と微妙にフォントが違う気がする

さくらライナーのデラックスシートを取り、意匠の違いにもワクワク(写真撮り忘れ)

今はひのとりがあるが、近年の近鉄に対して伊勢志摩ライナーやしまかぜなど青・寒色のイメージがついているため吉野の山桜=ピンクのイメージカラーは自分には新鮮だった。

LEDじゃない方向幕の特急も久しぶりに見た気がするけど普段気にしてないだけかもしれない。

暖色ってやさしい気持ちになれる。大阪線も昔はなんかもっと暖色っぽい感じだったような気がするけど特急に乗ったらアイスクリームしか食べてた覚えがなくよく覚えてない。今はバリエーションが多すぎて把握しきっていない。やはり薄い鉄オタである。

 

車窓はいつもの近鉄内陸部だな~~~て感じだった。

普段見慣れない金剛山系が遠目に見えておお~!ぐらいの。

最近はどれがどの山だろうみたいなのを気にしながら車窓を眺める趣味を増やした?ので少し楽しくなった。Twitter近鉄奈良線の車窓がバズってたけど普通の人が楽しいのってあそこと鳥羽駅前後だけではって思う。私もバズってたあたりの車窓はとても綺麗で楽しくて好き。

 

吉野駅到着

f:id:motande:20201205232457j:plain

割とあっという間に吉野到着。

近鉄の手動改札って初めて見た!って思ってたけどそもそも近鉄だったころから養老線とか手動だったよな…と今思えばそこまで感慨深くない。あと桜の時期なんかのために自動じゃない方が効率的なのかな?

紅葉がはじまりかけていたために人がまあまあいたので駅の逆側を撮り忘れたけど、エッ思ったよりも山!!目の前が山!!って思って仰天してしまった。周りの人もみんな登山の恰好をしていた。目の前にロープウェイもあったので迷わずロープウェイを選択。

ロープウェイで着いた先も上りでおおっ…ってなってしまった。しかし吉野山って言ってるんだからよく考えれば当たり前だと思う。テレワークや外出自粛等で明らかに運動不足の鈍った体が動く前から悲鳴を上げていた。

普通に予定立てて来る人は、奥千本まで一気にバスで行き後から歩きで下る、と帰ってから見て気づいた。前もって調べたりしているつもりなのに後から効率的な回り方などに気づくポカがあまりにも多すぎる。

ボチボチと歩いてゆく。

 

その②に続く