緩い乗り鉄及び旅行の記録

公共交通に緩く乗る事・適当な観光・可愛い動物・そこそこうまい飯が趣味のブログ。

奈良・奈良公園や東大寺ぶらり(2020年)

(1年半ぶりの更新)

立て続けに奈良に行っていたので単に奈良の記録になってしまっている。

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奈良公園ブラリ

本当に久しぶりに奈良公園をじっくり回る。

あとじっくり回るには広すぎるゆえに一緒するならば相当気の合う人間か、ひとり旅がやっぱりいい。所用がある時は近鉄ばかりでJR奈良駅からまともにおりたつ事は今回が初めてだった。JRからの方がなんとなく坂がキツい気がする。JRからだと距離も長いから余計そう思うのかも?

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猿沢池

東に歩き続けると猿沢池に行き当たった。興福寺につながる階段を上りひとまず春日大社に向かう。

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花札みたいな写真が撮りたいのだがそうはいかない

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最後に春日大社に来たのは10年ぐらい前?だったはず。昨今は鹿が飢えているという話をよく耳にしたけど確かに10年前にくらべたら結構がっついてきた感じがする。たくさん食べてほしい。

七五三やGoToで大変にぎわっていたので写りこみを避けるため、写真は少な目。

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御朱印です

 

東大寺ってこんなにすごかったっけ?

当初は東大寺に行く予定がなく(小学生の時に遠足で見たしいいや・奈良って思ったよりも坂道が多くてしんどいよね的な理由)春日大社を見回った後に浮御堂を見物(ちょうど結婚式をやっていたのでうまく写真がとれず)、鹿とたわむれてのんびり甘い物でも食べようと思っていた。

本当になんとなく東大寺に向かった。

多分遠足のなんとなくの記憶でハードルがあまりにも低くなっていたからか、南大門ってこんなにでっかくてすごかったっけ????ってビックリしてしまった。どこもかしこもなにもかもでっかくて感動してしまった。語彙がない。

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大仏殿もスケールがちがう、構えがとにかくでっかい。そりゃあんなに大きい大仏様なんだからでかいに決まっているのだが、小学生の時ってさほど寺に行くこともなく寺経験値的なものがないままいきなり大仏を見たもので比較対象がなかったんだと思う。もちろん大仏自体はでっかいなあと感じた記憶はある。確実に建造物に興味がなかった。

興味が出てきた大人になってから各地の寺社を回ってから改めて東大寺を訪れるとこんな感動もできるのだなあ。

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大仏殿の御朱印華厳宗の「華厳」の文字が美しい。

二月堂に行ったことがなかったので行ってみようと思いそのまま東方向に山を登っていく。

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二月堂

テレビで何回も見たことはあるけど来た事がなかった二月堂。ここもまたスケールがおおきくて素晴らしい場所だった。

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生駒方面の山並みが見える

狭いエリアの中ではあるもののかなり歩いて疲れてしまったので、東大寺バスターミナルそばの「幡INOUE」さんでお茶をした。

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かぼちゃのチーズケーキ。しっとりで美味

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帆布屋さんも一緒の店舗になっていたので鹿柄の御朱印ケースを購入。裸で持ち歩いていたのでそろそろケースが欲しいと思っていた所だったためちょうどよかった。

この日の宿泊は「変なホテル奈良」。

近鉄の駅近くで大変便利だった。チェックイン/アウトも機械式のためこのご時世に即している。オープンして1か月ぐらいだったので設備も大変綺麗。

一晩寝て興福寺へ。

 

つづく

奈良・大神神社とクレープ自販機

大神神社を回って奈良公園にひとり旅の記録。

まともに奈良を回るのはかなり久しぶりで、奈良公園をじっくりとなると小学校低学年の遠足にまで遡るかもしれない。

5年前ぐらいに法隆寺中宮寺は行った。奈良というか私の中では斑鳩地域という印象。熱心に写真を撮る趣味もなかったためろくに写真が残っていないがどちらも素晴らしかった記憶がある。特に中宮寺ではとても丁寧な説明を受けながらじっくりと菩薩半跏像を拝ませていただいて、かなり有意義な時間が過ごせた。

同じ月内に行った観光地の中でも奈良はかなりひとり旅の人が多くて、回りやすかった。コロナ禍という事を差し引いても

それか京都と違ってかなり広いゾーンゆえなのか。

大神神社

近鉄大阪線桜井駅から、万葉まほろば線で一駅。三輪駅に到着。

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JR三輪駅・木造駅や跨線橋のつくりが国鉄感を遺している

まったりした商店エリアを抜け、前々から行きたかった大神神社へ。

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階段をのぼり、どんどん厳かな空気になってきた。大神神社というよりも三輪明神という古来からの名称の方が雰囲気がある。

名物?である縄鳥居を撮り忘れたがそれもその空気を醸し出すのに一役かっていた気がする。もう少し上って周囲の神社も…と思いつつ電車の時間に限りがあるため諦めた。

こちらのご祭神は大物主であり、疫病除けなどのご利益があるという事で願う事は皆同じ、コロナ終息を願った。

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御朱印をいただきました

クレープの自販機

三輪と言えばお素麺。

時期的にお素麺という気分でもなかったので困っていたところ、メディアなどに取り上げられたりしている有名なクレープの自販機を見つけ購入。

かなり色んな種類があり迷ってしまった。

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あきびんは写っているビールケースに返却するしくみ

肝心の味は?この値段にしてはかなり美味しかった。片手でぱくつける手軽さもいい。

チョコ味を買ったものの、よくばりの食いしん坊なので何種類か買ってしまっても良かったなと後悔。今写真を見直すと焼き芋なども気になってしまう。見かけたらぜひ。

 

 

御朱印

あまり熱心すぎないほどに(持参を忘れる事が多い)御朱印をいただく趣味もある。

その中でも岩手・平泉の毛越寺御朱印の筆致が非常に好き。毛越寺自体もよい場所だった。自身に東北のルーツは1ミリもない割に東北で食べたもの・場所・人全て良かった。めぐり合わせに感謝。でも世界中で特にもう二度と行きたくねえ!みたいな場所はないかもしれない。どこでもある程度薄く適応できる可能性。

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少しだけ吉野へ その②

ロープウェイを上がった先はゆるやかな坂道と商店が続き、景色が良くとても気持ちが良かった。

はるか昔、万葉の時代の人々もこの山並みを見て歌を詠んでいたのだろうか?と思いを馳せてしまう。桜の名所だけあってこれは桜の時期に来たらそれは見事なんだろう。春夏秋冬すべての時期において美しい場所であることは間違いない。

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紅葉も見ごろ直前だったけど綺麗だった

 

金峯山寺

10~15分ほどで金峯山寺に到着。

ちょうど開帳ゆえの法要?勤行?祈祷?(不勉強ですみません)をやっていたため着座参加を促され1時間弱ほど参加、密教的に派手なお勤めが大変興味深く音的にも非常に重厚でライブ感が凄く楽しい、というと語弊があるのだけどコロナ禍ゆえのライブのひとつも行けない身に染みわたった。原初のライブ…というとこれまた語弊があるのだろうか。新型コロナウイルスという言葉が聞こえたので疫病退散的な祈祷の面もあったのだろう。

帰宅後に金峯山寺さんのFACEBOOKに上がっている動画に見入った。

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金峯山寺・仁王門は現在修理中のためちゃんと拝めず

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(左)通常の御朱印・(右)御開帳中の特別御朱印

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吉野朝の皇居址

 

階段下の脳天大神

いまいち下調べしないままで、あまり遠くへは行けないために金峯山寺近くの脳天大神も詣ろうかという事になり、階段を下りていくと結構な段数で今から震える。当日天気が悪く滑りやすかった上にかなりガタガタの石段もあり、下りた頃には膝が笑っていた。

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下まで降りた所の看板が怖い

下りきった所に舗装道路があり、車で来られている方もいたのでこれが本筋の道まで通じているのかな?と勘違いする徒歩の参詣客が多いんだろうなと思った。私も地図で調べるまでそう思っていたので。調べるととんでもなく遠かったので帰りはおとなしく来た階段を上り返すほかない。

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谷間っぽい地形。それだけ石段を下ってきた

寺社の神仏習合の名残がある場所が非常に好きゆえ、脳天大神はまさにその極みだった。一見寺のかまえをしているけれどお祈りの仕方は神式で柏手、もっと日本中のこのような場所を訪ねてみたくなった。

参拝するとお供えのおさがりのゆで卵(大神様の最初のお姿が蛇で、その好物が卵といういわれからだそう)がいただけて、こんなこともまた初めてだったもので興味深くそして石段を下りるだけで疲労したすきっ腹に染み入るおいしさだった。使ったお皿などは最後自分で洗って返すセルフなのも田舎のおうちに訪ねたみたいな感じで新鮮だった。

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首から上の病が癒されるというお水をいただきました

なかなか石段を上る勢いがなく途中で休憩したりしながらなんとか戻り、お腹が空いたねと言う事でお店探し。

 

葛うどん・アイス

金峯山寺の少しだけ奥の「はるかぜ」さんにて昼食。

奥の方の席だと山並みが見渡せ気持ちよさそう。

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葛うどん

葛うどんを注文。とろっとしたあんかけ(葛を使っているそう)の優しいお味のお出汁で麺の太さはうどんよりもひやむぎ、半田素麺あたりが近い感じでするするといただける。非常に美味で大満足。

そして仁王門手前あたりの「萬松堂」さんにて葛アイスをいただきながら駅方面へ。

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葛アイス和栗味

溶けないぷるぷるした食感でこれも非常に美味。他の和菓子もお土産にすればよかったと後悔。絶対に美味しいに決まってる。

どのお店も接客が非常に丁寧で気持ちよく、そこもまた再訪したいと強く思える一因になった。

 

また再訪したくなる

さすがに紅葉時期だったからか青の交響曲は満席で、Aceで帰路へ。

近鉄乗り潰しが主目的だったと思えないぐらい満足してしまった。下手したら着いて折り返しの電車で帰ってた可能性もあるのでそれだと絶対に勿体なかった、本当に観光出来て良かった。

西行庵や金峯神社など他の建造物・寺社も気になり、何より桜の時期にまた訪ねたい。少し行きづらい場所であるのに(現代は鉄道が通って簡単に行けるものの…)日本書紀の時代からずっと人々をひきつけてやまない地である理由がかなり理解できた。

吉野・大峰を駆けてその先に熊野本宮大社があるのもロマンを感じた。そのうちに熊野三社も訪ねてみたい。そして紀勢本線をぐるっと回りたい。まだまだ未踏の地が多い。

 

少しだけ吉野へ その①

11月は奈良へ2回行ってきた。

今までの人生で取り立てて奈良への熱い思いなどはなかったもののある程度近場・そこそこ見どころがある・近鉄全線3日間フリーきっぷ(3日間全線乗り放題3,000円とかいう神きっぷ)が余っているなどの適当な理由で…平時でも1名からOKの週末フリーがあるので近鉄は基本貧乏おひとりツーリストに優しい。

 

未踏の地・吉野

三重に所縁があるため幼少時から近鉄に慣れ親しんでいた私、ほぼ大阪線名古屋線ユーザなため南大阪線~吉野は全くの謎地帯である。なんなら南海とゴッチャにすらなっていた(特に河内長野付近)。しかも同じ鉄道会社の中で標準軌狭軌で違いあんのかよ?!と気づいたのが大人になってからでバリエーション豊かだなぁと無駄に感動した覚えがある。いかに薄い鉄オタかがわかる。

そして吉野。前々から蔵王権現御開帳のニュースを見るたびにオッ機会あったら見てみたいな?日本のオリジナル仏なんだよね?!ぐらいの薄い知識と気持ちだったけれど、もう来年私はいないかもしれないよな…よしこの機会逃さない!みたいな悲観的なのかポジティブなのかわかんない感じで決行。

あと前述した通り近鉄で乗ってない所に乗りたかったからっていうのが一番大きい。

 

阿部野橋さくらライナー

興味があると言ってくれた友人と同行。

鶴橋駅から近鉄というイメージがガチガチな自分的に、阿部野橋駅から近鉄に乗る事自体が今までの人生に1回…?あったぐらいの感じなので大変新鮮。

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さくらライナー26000系。アーバンライナーに似て非なるので不思議な気持ちに

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汎用の近鉄特急と微妙にフォントが違う気がする

さくらライナーのデラックスシートを取り、意匠の違いにもワクワク(写真撮り忘れ)

今はひのとりがあるが、近年の近鉄に対して伊勢志摩ライナーやしまかぜなど青・寒色のイメージがついているため吉野の山桜=ピンクのイメージカラーは自分には新鮮だった。

LEDじゃない方向幕の特急も久しぶりに見た気がするけど普段気にしてないだけかもしれない。

暖色ってやさしい気持ちになれる。大阪線も昔はなんかもっと暖色っぽい感じだったような気がするけど特急に乗ったらアイスクリームしか食べてた覚えがなくよく覚えてない。今はバリエーションが多すぎて把握しきっていない。やはり薄い鉄オタである。

 

車窓はいつもの近鉄内陸部だな~~~て感じだった。

普段見慣れない金剛山系が遠目に見えておお~!ぐらいの。

最近はどれがどの山だろうみたいなのを気にしながら車窓を眺める趣味を増やした?ので少し楽しくなった。Twitter近鉄奈良線の車窓がバズってたけど普通の人が楽しいのってあそこと鳥羽駅前後だけではって思う。私もバズってたあたりの車窓はとても綺麗で楽しくて好き。

 

吉野駅到着

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割とあっという間に吉野到着。

近鉄の手動改札って初めて見た!って思ってたけどそもそも近鉄だったころから養老線とか手動だったよな…と今思えばそこまで感慨深くない。あと桜の時期なんかのために自動じゃない方が効率的なのかな?

紅葉がはじまりかけていたために人がまあまあいたので駅の逆側を撮り忘れたけど、エッ思ったよりも山!!目の前が山!!って思って仰天してしまった。周りの人もみんな登山の恰好をしていた。目の前にロープウェイもあったので迷わずロープウェイを選択。

ロープウェイで着いた先も上りでおおっ…ってなってしまった。しかし吉野山って言ってるんだからよく考えれば当たり前だと思う。テレワークや外出自粛等で明らかに運動不足の鈍った体が動く前から悲鳴を上げていた。

普通に予定立てて来る人は、奥千本まで一気にバスで行き後から歩きで下る、と帰ってから見て気づいた。前もって調べたりしているつもりなのに後から効率的な回り方などに気づくポカがあまりにも多すぎる。

ボチボチと歩いてゆく。

 

その②に続く

このブログ

日ごろから旅行と鉄オタに笑われそうなレベルのゆるい乗り鉄が趣味だったところ、身内の不幸や入院が続いてそこからのコロナ禍、あまりの己のゆるさに猛省。

せめて人がたまに見ても大丈夫なぐらいの自分の生きた記録っぽいものでも残そうと思い開始。旅行前によく人様の乗り鉄・旅行ブログなど見て大変参考になっていたので大したことのない話でも1ミリでも役に立てばいいかもしれないと考えたので…

 

時世柄あまり旅行に出かけられない中ではあるけれど、気を付けつつそっと出かけた分(基本一人旅)をそっと記録していこうと思う。